「エリア内で最強の略奪者」「若くしてカシラギと同じプレー」ハット達成でセリエA得点王争いに名乗りのFW2人を伊解説陣が分析! | セリエA
テュラムの変化の背景は?
一方、インテルのテュラムは先月、無得点に終わっていたが、日本時間6日にホームのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われたトリノとの対戦でいきなり3得点を挙げ、3-2でのチームの勝利に貢献した。試合の実況を務めた人気司会者のピエル・ルイジ・パルド氏が語った。 「テュラムは先月、良いパフォーマンスがあった一方で、彼らしくないパフォーマンスもあり、断食の月となった。9月が終わり、4得点を挙げた8月のようなパフォーマンスが戻ってきた。合計7得点でレテギにも並んだ。今シーズン序盤のセリエAにおいて、テュラムやレテギ、ヴラホヴィッチらFWが主役に戻りつつある。得点王争いにおいても楽しめそうだ」 解説陣のダリオ・マルコリン氏は、「いまのテュラムは昨シーズンと同じテュラムなのか、それともより純粋な9番に変化したのか?」を問われると、分析を行った。 「彼は立場が少し変わったように思う。昨シーズンはより縦を狙い、ラウタロ(マルティネス)のためにプレーしていることが多かった。今シーズンは、より自身のためのプレーをしている。それが7試合7得点の結果であり、選手として成熟を迎えた。ボールがどこへ向かうのかを意識し、フィニッシュに重点を置いていて、自らのためにプレーする決意が感じられた」 マルコリン氏は、テュラムがヘッド弾を決めた際の最高到達点2.47メートルの高さだけでなく、正確なヘッドに驚きを示し、自身のラツィオ時代の同僚だった元イタリア代表FWピエルルイジ・カシラギ氏と比較した。 「私が驚いたのは、跳躍の高さもそうだが、ゴールが決まった場所だ。私は現役時代、ヘディングが強いカシラギとプレーしたが、彼は跳躍すると空中で周囲を見て、狙った先にゴールを決める才能があった。テュラムは若くして、彼と同じプレーを見せた。ボールがどこへ向かうのかを理解していた」
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