夏本番!実は無知や勘違いも多い「男のスキンケア」、「皮脂」や「光対策」を正しく理解して健康を守る3つの鉄則
必要なのは、水分を補給して若い頃のような油分とのバランスを取ることだと理解してほしい。 だから、保湿の基本は「化粧水で潤いを与え、その後に乳液やクリームでフタをする」、この2段階を踏むことが重要。とくに年齢を重ねるほど、丁寧にケアするのが望ましい。20~30代ならばオールインワンのコスメでも足りるかもしれないが、40代以降はきちんとこのステップを守るのがベターだ。 保湿については、男性から支持を集めているブランド「バイタリズム」のアイテムはダメージ肌でも使いやすい。シャンプーが人気という印象が強いかもしれないが、スキンケアシリーズも優秀だ。
化粧水の「エッセンスローション」と保湿乳液の「モイストミルク」は、保水有効成分「ヘパリン類似物質」や肌荒れに作用する「グリチルリチン酸ジカリウム」、肌を明るくする美白有効成分「トラネキサム酸」などを配合しており、紫外線やヒゲ剃りでダメージを負った男性の肌に潤いを与えてくれる。 日頃ベタつくと思っている人でも、試しにほんの1週間、保湿ケアをしてほしい。肌はバリア機能を守るために過剰に皮脂を分泌しなくなるので、赤みやかゆみが落ち着き、ベタつきも軽減されるはずだ。さらに油分と水分のバランスが保たれるようになれば、少々時間はかかるが、開いていた毛穴も目立たなくなってくるだろう。
■「光対策」を万全にして、ムダな老化を防ごう 最後に「守る」という重要ステップがある。 これは日焼け止めを塗ることだが、夏だけではなく通年で対応してほしい。日焼け後のシミだけにとどまらず、シワやたるみなどの老化の原因の9割以上は、紫外線や近赤外線などの「光」によるものと判明しているからだ。 中でも地表に届く紫外線は主に2つあり、エネルギーが強く、表皮に影響を及ぼす「紫外線B波」はサンバーンという火傷を負わせる。無防備に日焼けすると赤くなり、皮むけをはじめ、ひどいときは水ぶくれや発熱などを引き起こすのは、この紫外線B波の仕業だ。