ベネッセ、サイバーエージェントと連携し「AIクリエイティブセンター」を設立
ベネッセホールディングス(ベネッセ)は12月11日、サイバーエージェントと連携し、生成AIを活用した制作・マーケティング領域の業務改革を推進するため、「AIクリエイティブセンター」を設立すると発表した。 具体的には、「沖縄AIクリエイティブセンター」を設立し、さらにベネッセ専用のクリエイティブAIツールをサイバーエージェントが構築する。これらの取り組みにより、顧客ニーズに対応し、パーソナライズ化されたクリエイティブ制作が可能になる。また制作効率向上やコスト削減、制作期間の短縮なども期待できるとしている。 沖縄AIクリエイティブセンターに制作拠点を一元化することで、効率的にクリエイティブ制作を行う。またベネッセ専用のAIを開発することで、制作ノウハウをデータベース化するという。 AI開発では、サイバーエージェントの「極予測AI」を活用する。同サービスは、広告効果の高いクリエイティブ制作を支援するシステムで、コピー、画像、動画などの素材ごとにAIが効果を予測する。また生成AIによる商品画像生成機能も搭載している。 創業70周年を迎えるベネッセでは、主力事業の「進研ゼミ」などにおいて、最新のテクノロジーを活用した商品を提供しているが、今後は事業だけでなく、社内業務改革にも最新技術を活用、推進していく方針だ。