【ハイライト動画あり】ラグビー日本代表、ディフェンスで粘れず。オールブラックスに大量失点の敗北
ジョーンズHCは、「感情面に左右されないことが大切。学ばなければいけない」と、リードして前のめりになり、失点に落胆するなど感情面の未熟さを反省点にあげた。単調にも見えたアタックについては、「今は超速ラグビーを極端にやらせている。それはチームのDNAとするため」と、土台を築きあげるための徹底であると説明した。
後半は疲れが見えたNZだが、個々のオフロードパス、ジャッカルの質の高さ、トライを取り切る決定力など世界トップレベルのフィジカル、スキルを見せつけた。楽をしようとせず、あえてタフな戦いを挑んだ姿勢も学ぶところが多い。日本代表は組織ディフェンスの精度が低いだけではなく、タックル成功率62%(NZは81%)が示す通り、つかみにいくようなタックルで抜かれるシーンも多かった。世界の一流選手と戦うからこそわかる課題は多い。いち早く学び、世界のトップレベルを追いかけたい。
村上 晃一