いよいよイタリア代表に希望の光が見えてきた? EURO2024の完敗から変わったスパレッティ流
2026W杯へ広がる期待
EURO2024のベスト16でスイス代表に完敗してから4ヶ月。ルチアーノ・スパレッティ率いるイタリア代表に形が見えてきた。 今夏のスイス戦では完成度の違いを思い知らされ、イタリアは枠内シュートを1本しか打てず敗れた。組織力の差は明らかだったが、そろそろスパレッティ体制開始から1年だ。時間をかけ、徐々にスパレッティの哲学が浸透しつつある。 UEFAネーションズリーグではフランスに3-1、イスラエルには1試合目が2-1、2試合目が4-1、ベルギーとは2-2で引き分けたが、退場者を出すまでは良いゲーム運びだった。 『Football Italia』は、かなりポジティブになれるネーションズリーグ期間になっていると評価する。前線では課題だったセンターフォワードのポジションにアタランタFWマテオ・レテギがフィット。ずっと1番手FWを探し続けてきたが、同メディアもついに見つけたかもしれないとレテギに期待をかける。 中盤には復帰したサンドロ・トナーリ、ダヴィデ・フラッテシ、サムエレ・リッチ、ニコロ・ファジョーリら渋い実力者が揃い、本来はそこにインテルMFニコロ・バレッラも加わる。中盤は1つのストロングポイントだ。 ウイングバックではインテルでも大活躍のフェデリコ・ディマルコが躍動しており、ユヴェントスのアンドレア・カンビアーゾも計算できる。インテルでも採用されている3バックはアズーリでも威力を発揮している。 最終ラインではアレッサンドロ・バストーニ、リッカルド・カラフィオーリの連携が深まっており、全体的に年齢のバランスも悪くない。2026ワールドカップ出場へ光が見えてきているのではないか。 同メディアも「数ヶ月前よりも魅力的な展望が広がっている。今夏のアズーリには無かったビジョン、野心、大胆さがあり、サポーターの誰もがこの継続を望んでいるはずだ」と今後に期待をかけている。
構成/ザ・ワールド編集部