アーセナル指揮官はサッカー日本代表の冨安健洋を信頼も、米メディアは「チャンスがあれば」売却もあり得ると指摘【海外の反応】
プレミアリーグ・アーセナルに所属するサッカー日本代表DF冨安健洋は、度重なる負傷によって今季公式戦1試合出場にとどまっている。米スポーツ専門メディア『The Athletic』は現地時間29日に、ミケル・アルテタ監督から信頼を得ている冨安だが、このままの状態が続けば放出の可能性があると指摘していた。 【写真】アーセナル、最新年俸ランキング 今夏に開催されていたプレシーズンマッチ直前に、膝の負傷で長期離脱していた冨安。その後開幕から一度も試合に出場できていなかったが、現地時間4日に行われたサウサンプトンの試合で途中出場ではあるもののピッチに立つ姿を見せている。しかし、復帰戦で再び負傷してしまい、再復帰の時期は未定となっている状態だ。 同メディアは、「選手とミケル・アルテタ監督にとって残念なことに、冨安はシーズン序盤に膝の怪我で離脱を余儀なくされ出場不可能となった。これは彼がアーセナル在籍中に直面してきたテーマだ。デビューシーズン(21-22)には、リーグ戦21試合に出場し、20試合に先発出場し1,679分間プレーした。翌シーズンもリーグ戦21試合に出場したが、先発出場は6試合(663分間)。23-24シーズンは、リーグ戦10試合に先発出場し、22試合に出場し、1,149分間プレーした」と、負傷によって先発出場とプレー時間が減少していることを指摘。 一方で、「このDFの実力に疑いの余地はない」と前置きし、「守備に関しては、私がこれまで見た中でおそらく最も優れた選手だ」と、冨安に称賛の言葉を送った指揮官の過去のコメントを紹介して、一定の信頼を得ていることは間違いないと強調していた。 もっとも、「否定できない資質を備えているにもかかわらず、彼の可用性が繰り返し疑問視されていることは、外部からの懸念がすぐには消えないことを意味している」と述べた上で、「アーセナルはまだ彼の能力から恩恵を受けることができるが、チャンスがあれば利益を得ることもできるだろう。短期的には冨安を諦めるべきではないが、アーセナルが彼の将来に関して柔軟性を保つことは、長期的には彼らにとってさらに利益となる可能性がある」と、このままの状態が続けば放出もあり得ると冨安の将来について言及している。
フットボールチャンネル編集部