ソフトバンクのドラ5石見が小学3年生にもらった手紙を持参する粋な入寮「活躍し1軍戦に招待したい」
ソフトバンクのドラフト5位ルーキー石見颯真(いしみ・そうま)内野手(18)が5日、思い入れのあるファンレターを持参し筑後ファーム施設に入寮した。滋賀県守山市出身で愛工大名電(愛知)から、巧打自慢の遊撃手としてプロ入り。その高校3年間で支えにもなった“代物”を初上陸となる九州に持ち込んだ。 「小学3年生の子から、もらった手紙です。高校1年生のときからほぼ毎試合、ずっと応援してくれて。試合後、愛工大名電の僕らは会話をしたらだめなんですが、手渡しで、もらい続けたものですね」 同じ学校に通う1学年下の女子生徒の弟が、小学1年生のときから石見の大ファン。実はサッカー少年だが大会観戦後に毎回、手渡しで受け取ってきた。高校1年が小学1年から受け取る手紙には、毎回「頑張ってね」との文字が。3年間で5、6枚以上もらった。オールひらがなから、漢字が混ざるなど成長を感じ取るとともに刺激となってきた。 「僕もこの手紙で頑張れたのもあるんです。寮のベッドの上などに置けば、頑張れる」 目標は、みずほペイペイドームでプレーすること。愛知県から福岡県へ、石見は活動の場を移すが今年から小学4年生となる少年はホークスのファンクラブに入ったとの情報も聞いた。ファン1号に対して、燃えている。 「ほんとに可愛い子ですし、1軍で活躍して試合に招待したい」。まさに、心優しき兄貴でもある石見の目標が1つ、増えた。