ラグビーで能登を元気に 金沢で25年3月にオール早慶戦
●ゴーゴーカレースタジアム、サッカー以外は初 大学ラグビー屈指の名門が競う「オール早慶戦」が来年3月16日、能登復興祈念試合として金沢ゴーゴーカレースタジアムで開催されることが決まった。同スタジアムでサッカー以外の試合が行われるのは初めてで、早大と慶大の熱戦を通じて復興を後押しする。 試合のほか、子ども向けのイベントやパフォーマンスを行う計画で、収益の一部は被災地に寄付する。 今回の早慶戦は、石川県ラグビーフットボール協会が2022年に協会創立70周年記念試合「オール早稲田×オール石川」を行った縁で、早大側に開催を打診して実現した。両校ともに、ラグビーで被災地復興に貢献したいとの強い思いがあったという。 22日、県ラグビーフットボール協会の紐野義昭会長と島津健一副会長、金沢市ラグビーフットボール協会の野本正人顧問が金沢市役所に村山卓市長を訪ね、開催に向けた協力を求めた。実行委員長の島津副会長は「能登に元気を届けたい」と意気込んだ。 チケットは一般S席2500円、A席1500円で、早ければ年内に発売する。高校生以下は無料で、被災者の招待を計画している。関西ラグビーフットボール協会が主催し、北國新聞社が特別協力する。