【お腹いっぱいお米が食べたい5】お家で簡単かまど炊きごはんが味わえる、一合炊きのやきもの/兵庫県丹波市
猛暑と米不足で苦しんだ夏が過ぎ、いよいよ新米が食卓に並ぶ季節です。美味しいお米をお腹いっぱい食べられる北近畿のお店や商品を紹介します。最終回は、兵庫県丹波市の陶芸家が開発したやきもの「かまどはん」。(タウンタウン編集室)
火加減無用の30分、食卓にちょうどいいサイズも好評
陶器製の羽釜に一合分の米と水を入れ、かまどにセットした固形燃料に火を付けたら30分、ふっくらもちもちのご飯が完成。難しい火加減は無用、炊き込みご飯も作れる。 山南町石龕寺の近くに「閑心窯」を構える陶芸家・大杉康伸さんが開発した。オール電化の家でも土鍋ごはんが食べたいとの声を聞いたのがきっかけ。陶器は熱を蓄える力が大きいため、同じお米であっても、美味しく炊けるという。手作りならではの土の趣と、食卓に置ける小型サイズが好評で、一昨年の販売開始以来すでに2000個の注文を受けている。
クラウドファンディングで販売中
かまどと羽釜のセットで送料込み1万1110円。使い勝手を良くした改良版を、9月24日からクラウドファンディングで販売している。(『Makuake かまどはん』で検索を)。期間中は10%オフ(送料込み9999円)で購入できる。
備前と伊賀で修業したのち、父の故郷・丹波市で登り窯を築いた大杉さん。伊賀で学んだ土鍋制作の技術が「かまどはん」に活かされている。その他にも、日常使いを意識したシンプルで温かみを感じる器を多く作っている。
閑心窯
《ギャラリー》兵庫県丹波市山南町岩屋102 ℡0795-77-0335