建築士なのに「建売住宅」に住む深いワケ。 なぜ夫婦は「自分で設計した家」を諦めたのか?
自分たちの基準で「幸せ」であるかが大切
ある人は、おしゃれな家に住むことに幸せを感じます。ある人は、いろんな場所に旅行をすることに幸せを感じるかもしれません。 私にとって幸せとはなにか。家族が楽しく過ごすことはもちろんですが、私は「将来の夢を持ち続けること」を大切にしています。未来に向かって準備をしていくことは毎日の楽しさに繋がりますし、夢を膨らませることにとても幸せを感じます。 小さい頃の「自分で設計した家に住む」という夢。建売購入前は夢を諦める決断をしたと感じていましたが、今現在は「夢を先延ばしにした」と思えるようになりました。住宅購入で背伸びをしなかったことで、将来自宅を建替えたりリノベしたり、売却して違う場所に自分が設計した家を建てることができるかもしれないと妄想しています。これから先の未来に、沢山の選択肢を残す決断が出来たと思っています。 家族や自分にとって何が「幸せ」か。その答えは、あなた自身とあなたの周りにいる家族にしかわかりません。「住まいの購入」は大切にしたい価値観を見つめなおすチャンスです。 あなたにとって幸せと感じる瞬間はなんですか?
【Profile】オンライン建築士とも(@tm_tegaki_pers)
5歳女の子と3歳男の子を育てる一級建築士ママ。大学卒業後、新卒で積水ハウス株式会社に入社。9年間で戸建や賃貸住宅の設計を経験し、独立。インスタでは「今も未来も住まいを愉しむ家づくり」をモットーに発信。家づくりのサポートや間取りのセカンドオピニオンをしながら、住まいを通して豊かな人生を送る人を増やすために活動。 instagram とも|家づくり×間取りのオンライン建築士