ネットで売り切れ続出!大人気「せいろ」を飛田和緒が「換気扇の上に」に並べる理由
せいろ人気ってホント?
料理家・飛田和緒さん、フードスタイリストKさんと、「中華せいろが人気で売り切れている」という話題で盛り上がりました。 【写真】固くなった食パンや乾燥したロールパンが、ふかふか柔らかいできたてに! さっそくネットで調べてみると、確かに無印良品の蒸篭(せいろ)/本体 深型 小(約直径18×高さ8cm)1,090円(ふたは別売り)は品切れで入荷待ち状態です。ちなみに大(約直径23×高さ8cm)1,490円も入荷待ち(12月14日現在)。 日頃、料理のレシピを紹介する仕事をする筆者からすると、「せいろ人気」ってホント? と思わず疑いたくなります。というのも、これまでせいろや蒸し器を使ったレシピを出すと、「せいろは持っている人が少ない」とか「せいろは奥に仕舞い込んでいるから、出すのが面倒」などと、電子レンジを使うやり方に変更されてしまうことがたびたびあったからです。 それが今、せいろを買う方が増えていると聞くと、せいろ好きには、なんともうれしいニュースです。 無印良品のオンラインショップに限らず、ネットに見るお手頃な価格のせいろは、売り切れマークがついています。 人気の理由の一つは、きっとこれ。 かつては調理道具の専門店などでしか手に入らない、値段もそれなりに高かったせいろが、無印良品や3COINSなど、生活雑貨を扱う身近なお店でも手に入るようになったためだと思います。せいろを使った調理が暮らしに浸透してきたのかもしれません。 料理家・飛田和緒さんの暮らしの中から、食材を無駄なく使っておいしく食べきる知恵を綴ってきた連載「始末の料理」。 第20回は調理道具、せいろです。 せいろと「始末の料理」、どう関係あるの? と思われた方、せいろは固くなったパンや餅をできたてのようにふっくらと再生させ、また、残り野菜や半端な食材をいろいろ詰めて蒸しさえすれば、栄養も見栄えも満点のおかずになるのです。 現在はほぼ一人暮らしの生活でも、よく使っているという飛田さんに、さっそく聞いてみました。