女子フィギュア浅田真央選手が引退会見(全文4完)新たな目標見つけたい
全日本に向けてどんな気持ちで臨み、滑り終わった後、何がもういいんじゃないかなと思ったのか
司会:はい、よろしいでしょうか。じゃあそちらで、はい。スーツ着てる、黒いスーツ。 NHK:NHKの〓一橋 00:45:04〓と申します。浅田さん、お疲れさまでした。 浅田:ありがとうございました。 NHK:まず最後の全日本選手権、滑ったときに、もういいんじゃないかなと思ったとおっしゃっていましたけれども、あの全日本に向けてはどんな気持ちで臨んで、そして滑り終わって、何がもういいんじゃないかなと思えたんでしょうか。 浅田:試合に向かう気持ちというのは、1つ1つの試合変わらないんですけど、常にノーミス、さっきも自分で言ったんですけど、ノーミスをする、完璧な演技をする、そして自信を持って滑るっていうのを考えていました。で、演技が終わったときに、やはり完璧ではなかったですし、自分の現役生活の最高の演技ではなかったので、少したぶん悔しい気持ちもあったんじゃないかなというふうには思うんですけども、そのあとキス・アンド・クライに座って、得点が出て、順位が出たときに、あ、うん、もういいのかもしれないっていうふうに思いました。 NHK:もういいのかもしれないというのは、どういうことですか。 浅田:やはり全日本選手権を今まで12歳から出場しているんですけど、一番、残念な結果で終わってしまって、その結果も1つ大きな、この決断に至るに当たって大きな出来事だったんじゃないかなというふうには思っています。 NHK:あともう1つ。もしも一度だけ過去に戻れるとしたら、いつの自分にどんな言葉を掛けてあげたい、アドバイスができるとしたら、いつに戻ってどういうことを言ってあげたいですか。 浅田:いや、26年間ですもんね。ああ、難しい(笑)。いや、でも本当に戻ることはないと思うので、あんまり今、ぱって答えは出てこないですね。 NHK:ありがとうございます。 司会:じゃあちょっと遠いですけども、一番後ろの方ですね。女性の方で。