Jリーグ開幕 本命は広島 対抗は横浜でなくC大阪か、柏か、川崎か?
「スーパーカップでは、新加入の藤本を2列目の右で起用したことで、チームで一番の黒子として、中村俊輔をフォローしてきた兵藤慎剛がベンチスタートとなる矛盾も生んでしまった。今後は藤本をどのように起用してくのか。5月までの過密日程を考慮して、ACLで中村に代わるトップ下で起用するのではと私は考えていたが、中村自身が初めて臨むACLに対して闘志満々だ。開幕6連勝を達成した昨シーズンのように、開幕ダッシュに成功すればチームはその気になる。10試合、というよりも3月中に行われる5試合が、今シーズンのマリノスを占う試金石となりかねない。完敗したスーパーカップ、ACLのショックをもしも引きずり、7試合連続勝ち星なしと泥沼にあえいだ2012年シーズンの二の舞を演じてしまえば、今シーズンは巻き返せなくなるかもしれない」 ■広島の対抗はC大阪、川崎、浦和、柏? オフの補強戦略を含めた総合力で、現状では、広島が横浜FMを大きくリードして、3月1日の開幕を迎える。対抗は横浜FMではなく、得点王・大久保嘉人と司令塔・中村憲剛を軸に、3シーズン目を迎えた風間八宏体制で攻撃的なスタイルを完成させようとしている川崎か。 あるいは、Jリーグにとっても待望のビッグネーム、ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(インテルナシオナル)の獲得でオフの話題を独占したセレッソ大阪か。開幕直前になって、C大阪はセルビア代表でW杯南アフリカ大会にも出場したDFゴイコ・カチャル(ハンブルガーSV)も獲得した。 ■ 無冠返上へ大型補強を行った浦和 ACL出場組以外では、GK西川や元日本代表FW李忠成(サウサンプトン)らを補強した浦和が、6シーズン連続の無冠返上へ、J1出場100試合で48ゴールと驚異の決定力を誇るFWレアンドロ(アル・サッド)を獲得した柏レイソルは、5シーズン連続のタイトル獲得へ戦力を整えている。