鈴鹿8耐:スズキCNチャレンジ、エティエンヌ・マッソン、濱原颯道、生形秀之を起用。サステナブルアイテムで参戦へ
5月31日、スズキ株式会社は2024年から取り組む『2024 FIM世界耐久選手権“コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会』における新チーム『チームスズキCNチャレンジ』のライダーラインアップを発表した。エティエンヌ・マッソン、濱原颯道、生形秀之が起用される。 【写真】2024鈴鹿8耐:エティエンヌ・マッソン(チームスズキCNチャレンジ) MotoGPの撤退からレース活動が少なくなったスズキだったが、今年3月の東京モーターサイクルショーでレースに復帰することを発表。鈴鹿8耐にサステナブルアイテムを使用して参戦することを明かした。 マシンはGSX-R1000Rを使用するが、実験的クラスとして設定される『エクスペリメンタルクラス』にエントリー。40%バイオ由来のFIM公認サステナブル燃料、プロジェクトに賛同したパートナー企業のタイヤ、オイル、カウル、ブレーキなどサステナブルな新技術の開発を兼ねた挑戦となる。 パートナー企業とともに課題を克服しながら『レース完走』を目指して走行を通してデータを収集。その後次のステップに向けて新たな目標を定めるという。ゼッケンは『0』となるが、カーボンニュートラルを目指す姿勢を象徴するナンバーを選んだ。 3月の参戦発表時はライダーは未定だったが、マッソン、濱原、生形の3人を起用することが今回発表された。マッソンはヨシムラSERT Motulのライダーだが鈴鹿8耐のみチームスズキCNチャレンジから参戦。濱原と生形は全日本ロードレース選手権や鈴鹿8耐に長年参戦してきたライダーだ。 ●チーム体制 チーム名:チームスズキCNチャレンジ ゼッケン:#0 参戦クラス:エクスペリメンタルクラス ライダー:エティエンヌ・マッソン、濱原颯道、生形秀之 プロジェクトリーダー:佐原伸一 ■参戦車両 GSX-R1000R ヨシムラ SERT EWC仕様をベースとしたCN仕様 ●使用予定のサステナブルアイテム 燃料:エルフMoto R40 FIM 40%バイオ由来原料 マフラー:ヨシムラジャパン 触媒内蔵サイレンサー タイヤ:ブリヂストン 再生資源・再生可能資源比率を向上したタイヤ オイル:MOTUL バイオ由来ベースオイル カウル:JHI 再生カーボン材(プリプレグ材) 前後フェンダー:トラス スイスBcomp(天然亜麻繊維を使用した革新複合材料) 前ブレーキ:サンスター技研 熱処理廃止鉄製ディスク、ローダストパッド バッテリー:エリーパワー 車載LFPバッテリー、ピット電源供給用蓄電池 [オートスポーツweb 2024年05月31日]