後悔したこと【備えておくべきだった】被災経験者に聞く、災害時に本当に必要なモノやコトとは?
地震、台風など、自然災害が多発している日本。むやみに不安を抱えるだけでなく、前もって備えておきたいですよね。今回、「サンキュ!モニター調査」では、実際に被災経験をした人たちから、「これを備えておけばよかった」ということについてお聞きしてみました。 【画像】後悔したこと【備えておくべきだった】被災経験者に聞く、災害時に本当に必要なモノやコトとは?
被災の経験はありますか?
「あなたは被災(地震、水害など)の経験がありますか?」という質問に対して、「経験あり」と答えた人は、23.1%。「経験なし」と答えた人は76.9%という結果に。地震や水害など、2割の人が被災の経験があるという結果になりました。 そこで、実際に被災経験をした人たちに、「被災時に『これを備えておけばよかった』と後悔したこと(水の備え、割れやすい物の片づけ、など)があれば教えてください」という質問をしたところ、今後の備えの参考になる回答が多く寄せられる結果に。どういったものがあるのか教えてもらいましょう。
水が足りない!
ライフラインがストップするという経験をもつ人たちが声をそろえて言うのが、「水」の大切さでした。 「被災後、コンビニやお店に物が入らず、なかなか水が手に入りませんでした」 「東日本大震災で5日間の断水を経験しました。近くの湧き水をくみにいきましたが、地震後なので安全なのか心配でした」 「水をくむ容器を備えておくべきでした」 「飲み水は、自衛隊や水道局のかたのおかげで手に入れることができましたが、トイレに流す水に困りました。さすがに飲料水を使うのは申し訳なくて…。お風呂にお水をはったままにしておくべきでした」 「飲料水と生活用水を分けて備えておくべきでした。手を洗ったり、トイレに流したりするときにも使わなければならず、水を備えてはいましたが、足りなくなるのではと不安でした」 「地震のとき、飲み水と食べ物はどうにかなったけれど、トイレに流す水が足りず、本当に困りました。携帯用のトイレを備えておくべきでした」
日用品は、これが困った!
日用品での「困った」も多発。とくに必要性を感じたものについて意見が寄せられました。 「トイレットペーパーがなくて困りました。ちょうど切れかけていたタイミングで被災し、お店もなかなか入荷されず、買うことができませんでした」 「まだ1カ月だった子どものおむつやミルクがなかなか手に入りませんでした。多めに備えておくべきでした」 「ナプキンや尿漏れパットなどが買えませんでした。お風呂に入れなかったとき、下着が汚れるのを防ぐこともできるので、ストックは必須だと感じました」 「カセットコンロとボンベです。ライフラインが止まって、これがないと食事がつくれず、もっと備えておくべきでした」 「帰宅困難になりました。スマートフォンの充電がなくなりかけたのですが、停電でどこに行っても充電できず、家で待たせている子どもと連絡が取れなくなってしまうのではないかと、本当に不安でした。モバイルバッテリーを用意しておけばよかったです」