「ふわふわしっとり、深い味わい」 クラブハリエの「バームクーヘン」がグランプリ ジャパン・フード・セレクション
洋菓子製造「クラブハリエ」(滋賀県近江八幡市)の「バームクーヘン」がこのほど、第72回ジャパン・フード・セレクション(2024年2月開催)のグランプリを受賞した。食感や味わい、高級感が評価された。 【動画】なぜ「ラ コリーナ」やバームクーヘンを成功に導けたのか?たねやの事業承継
◆事業承継で大きく成長
クラブハリエのバームクーヘンは、同社のロングセラー商品。 審査では「ふわふわしっとりの素晴らしい食感」「卵をしっかり感じられる深い味わい」「シュガーコーティングが良いアクセント」「高級感があり手土産で大変喜ばれる」などと好評だった。 クラブハリエは、和洋菓子製造の「たねやグループ」で洋菓子を担う企業。 バームクーヘンは、当時クラブハリエ社長だった山本昌仁・現たねやグループCEOと、弟の洋菓子職人・隆夫氏(現クラブハリエ社長)が、百貨店で展開するなどして、2000年代から全国的に大人気となった。 当時は、百貨店で扱われることが珍しい菓子だったが、高級感ある味に加え、1本丸ごとを店頭に置くディスプレー方法などで注目を集め、大ヒットにつなげた。事業承継を機に大きく成長した商品といえる。 ジャパン・フード・セレクションは、日本フードアナリスト協会が主催。100以上のチェック項目で食品・食材を採点し、90点以上がグランプリとなる。今回、バームクーヘンの他に、イカ天瀬戸内れもん味(まるか食品)、泡盛コーヒーBLACK(沖縄ファミリーマート)などが選ばれた。