サラリーマンはどうしてお金持ちになれないのか?…資本主義の日本でお金の悩みを解消する「たった一つの方法」とは【資産数億円の元メガバンカーが解説】
お金持ちが資本家になるのではなく、資本家がお金持ちになる
資本家と聞くとお金持ちをイメージしてしまい、自分には関係ないと思われるかもしれませんが、それでは原因と結果が逆さまになります。なぜならお金持ちが資本家になるのではなく、資本家がお金持ちになるからです。 そこで、「私はお金持ちでないから資本家にはなれない」という常識を捨ててください。その代わり、「お金持ちになりたいから、妻と私は資本家になる」と決めてください。 サラリーマンがお金の悩みを抱える最大の原因はこのように、資本家のためにつくられた資本主義社会を生きているのに、サラリーマンという職業身分を選んだことに尽きます。 サラリーマンを選んだことが間違いだという意味ではありません。誰だって最初はお金がありません。だからファーストキャリアでサラリーマンを選び、種銭(資本)を貯めるのです。サラリーマンから始めれば、社会人としてのイロハや、チームワークなども学べます。 お金とスキルの両方を蓄積できる最善のファーストキャリアがサラリーマンなのです。オーナー企業の跡継ぎが他の企業で修行を積むのも同様です。この理屈は、あなたにも当てはまります。サラリーマンとして3年以上の経験を積んだ人であれば、資本家や経営者になれる素養が培われています。 その次に、それを活かすためのセカンドキャリアを考えます。長らく助走してきたのですから、飛び立たないほうがもったいない。しかし、サラリーマンの身分を最初から捨てるのはリスクが大きいので、私が考えた手段が「妻を社長にすること」でした。 詳しくはこれまでの連載でご紹介していますが、自分はサラリーマンのままで安定を得つつ、プライベートカンパニーをつくり、その社長に妻を据えます。妻が社長になることで、サラリーマンが持ちえない節税メリットをはじめとした数々のメリットを得られます。その恩恵をフル活用するわけです。 リスクをおかして起業家になる必要はありません。石橋を叩きながら、一歩ずつ渡っていきましょう。 坂下仁 お金のソムリエ協会会長 ※本記事は『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。このメソッドによる結果に編集部は一切責任を負いません。自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。
坂下 仁
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