【ジラール・ペルゴ】F1に参戦するアストンマーティンとのグローバルパートナー契約の更新を発表
提携契約の更新は、両社にとって必然の出来事
ジラール・ペルゴの製品、マーケティング&コミュニケーション部門を率い、執行委員会の最年少メンバーを務めるクレマンス・デュボア氏は、今回の契約更新について、次のように語る。「ジラール・ペルゴは、2年前に再び独立を果たし、230年に及ぶ歴史の次の章を記しはじめています。この期間は、アストンマーティンとのコラボレーションを継続するため、そして節目となった5つの時計を共同で発表するためのエネルギーとインスピレーションの大いなる源となりました。新しいアストンマーティン F1 チーム テクノロジーキャンパスが思い起こさせてくれるように、私たちのスケールにこれ以上の違いが出ることはあり得ず、美への姿勢、クラフツマンシップ、優れた性能は完全に合致しています。 提携契約の次の章が形になりつつあるのを見ると、ジラール・ペルゴとアストンマーティンによるユニークな相乗効果で魅了する独創的で記憶に残る時計を提供することで、これからもお客様の期待を超えることができると自信を持って断言できます」
一方、アストンマーティンの執行副社長兼チーフクリエイティブ オフィサーのマレック・ライヒマン氏も、ジラール・ペルゴとの関係についてコメントを残している。「私たちの発見の旅がこれからも続くことを発表することができて感激しています。 スタート当初から、私たちは同じ精神と野望を分かち合ってきました。この3年間、常にデザイン体験を共有できたことを嬉しく思います。それは互いのデザイン言語や用いる素材への信頼に基づく探究、そしてもちろん、我々のデザイナーの技術や想像力がもたらしたものです。これにより、自らの限界を押し上げその先へと進むことができ、これまでよりいっそう美しい、自分たちのブランドを代表するようなハイコンセプトの時計をいくつも作り上げることができました。 この成果は確実に時の試練に耐え得るものとなっています。さらにエキサイティングなのは、次のステージで創造性に富んだこのコラボレーションの物語がより深みを増すだけでなく、より豊かなものとなるであろうということです」 この2つのコメントからは、両社が妥協のない同じ価値観の共有により、お互いを高め、関係性を深めていたことが分かる。今回の提携契約の更新は、必然の出来事であったといえよう。2024年のジラール・ペルゴとアストンマーティンがどのような活躍とコラボレーションを見せるのか、大いに注目である。
Text/三宅裕丈