横浜流星、憧れの俳優・山田孝之との最初の出会いを回顧「仕事のことで悩んでいて…」夢の共演に「武者震いしてる自分がいた」映画『正体』横浜流星×山田孝之×藤井道人監督鼎談
19歳から横浜を知る藤井監督「大人になったな、と」
『正体』の映画化プロジェクトが始動したのは約4年前。このプロジェクトで横浜と再会した藤井監督は「(横浜を)19歳から見てた」と切り出し、「座長として若いスタッフとかキャストに声をかけて、『大人になったな』と思っていた」と感慨深げ。ちなみに山田との現場では緊張したようで「でも映画人として大事なことをたくさん教えてもらえた」と藤井監督。山田は「俺のほうがずっと緊張していた」と苦笑し、「あの役どころ、設定が緊張状態だから」と刑事役への没入感を語った。 カメラが回って容疑者役と刑事役として憧れの山田に向かい合った瞬間、横浜は「武者震いしてる自分がいた。なんか不思議な気持ちに」と独特の感覚に。「より…好きになりました」と熱を込めた。山田は「本気で(腕を)つかんでたよね?」と横浜の熱演を回顧。「こっちも必死だったから俺本気でやっちゃってた。でも流星、強いからいいか(笑)」と反省する山田に、横浜は「そのおかげで死ぬ物狂いで逃げるしかなかった」と告白。藤井監督は「2人があれだけ死ぬ気でやってくれたこその相乗効果があった」と作品全体への波及を明かした。 『正体』の製作で大変だったことは「すべて…ですかね(笑)」とはにかむ横浜。信念を持って逃走しつつも、潜伏先で人々から向けられる好意を100%受け取っても良いのか葛藤する、主人公の揺れる内面、演じる難しさをにじませた。極限状態の中でも懸命に生き抜く主人公の姿に、「希望を持って生きる彼を見て心を動かされましたし、自分は背中を押されました」とパワーをもらった部分も。「希望を持っていればなにか良いことが起きるかもしれない」と力強く前を向いた。 最後に横浜は「サスペンスだけど、人間ドラマ。藤井監督の世界観なんだけど、エンタメ。たくさんの方々に観ていただきたい」と作品を紹介。「自信をもって届けられる作品になったと感じます」と目を輝かせた。 映画『正体』は11月29日(金)より全国公開
ABEMA TIMES編集部