【陸上】柳井綾音がパリ五輪以来のレース! 成年5000m競歩Vも「後半落ちてしまいました」/佐賀国スポ
◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)3日目 佐賀国民スポーツ大会の優勝者をチェック!! 佐賀国民スポーツ大会の3日目が行われ、成年女子5000m競歩はパリ五輪男女混合マラソン競歩リレー代表の柳井綾音(福岡・立命大)が21分14秒06で優勝した。 オリンピアンの貫禄を示した。2023年ベダペスト世界選手権20km代表の梅野倖子(順天堂大学)との争いが予想されたが、終わってみれば柳井が序盤から独歩。グングンと差を広げて、約45秒もの大差をつけると、両腕を上げて喜びを表現した。 この日は、第一人者の岡田久美子(富士通)が持つ20分42秒25の日本記録が目標。「出せれば来年につながると思っていました。入りで前のめりになってしまって、後半落ちてしましました」と悔しげな表情を浮かべた。 パリ五輪後は大学の長距離部員に混じって長距離の練習に取り組み、「心肺機能の方はまだいけると思ったのですが、脚の筋力がまだ足りませんでした」。国スポ直前までは走り中心だったという。 今後も年末までは長距離走中心で進め、元旦競歩で実力を試す見込み。「体力は走りでつけて、筋力をウエイトトレーニングなどで補っていきたいです」と話す。 パリを経験して、「速い選手ほど警告をとられないので、気持ちの余裕度が違うと感じました。歩型もしっかり固められるようにしていきたいです」。来年の東京へ、新たな一歩を踏み出した。
月陸編集部