ロシア、自粛ムードなき年末 クリマス飾り「日常」演出
ウクライナ侵攻を続けるロシアでも、12月に入ってクリスマス気分が高まってきた。昨年は自粛ムードが強かったが、欧米の制裁に経済が持ちこたえたこともあり、今年は都市部の街頭でクリスマスの飾り付けが例年通りに進む。来年3月の選挙で続投を目指すプーチン大統領が一般市民に「普通の日常生活」を実感させたがっていることも背景にありそうだ。 モスクワ中心部では先月末、多くの広場や地下鉄駅前などに銀行や大企業の手で巨大なクリスマスツリーが設置された。 ロシア正教の暦ではクリスマスは1月7日だが、クリスマス商戦は欧米と同様に12月25日前後や、家族が食卓を囲んで新年を迎える元日がターゲットだ。