東京SG-トヨタの未勝利対決は引き分け 東京SG・堀越主将「勝ち切れなかったのは反省」 トヨタ・姫野主将「スペースにボールを動かすことはできていた」/リーグワン
ラグビー・リーグワン1部第3節第1日(4日、東京SG30-30トヨタ、味の素スタジアム)開幕2連敗同士の対戦は引き分けに終わり、ともに1分け2敗で初勝利はならなかった。トヨタが勝ち点4の10位、東京SGは同3で11位と、試合前の順位は変わらなかった。 前半から何度もリードが入れ替わるシーソーゲーム。まず5分に東京SGはFB河瀬諒介のカウンターアタックを起点に、WTB尾崎晟也が相手守備の間隙を突いて先制トライ。SO高本幹也のゴールで7点を奪った。トヨタは17分、SO松田力也がPGを決めて3点を返すと、23分にはHO彦坂圭克のトライで8-7と逆転した。東京SGはその3分後、高本が抜け出してトライ(ゴール)を奪い14-8と再逆転。前半はそのまま終わった。 後半5分、トヨタは相手ゴール前での攻撃から、リターンパスを受けたSHアーロン・スミスが突破してトライ(ゴール)。15-14とまた1点上回った。東京SGが高本のPGで17-15とすると、トヨタは11分にCTBニコラス・マクカランのトライ(ゴール)で22-17に。東京SGはその1分後、尾崎晟のこの日2トライ目で24-22と、目まぐるしくスコアが動いた。21、25分と東京SGの高本、27分にトヨタの松田とPGを決め合い、30-25となったあとの37分、トヨタはWTBマット・マッガーンが30-30とする同点トライ。38分に東京SGのCTB中野将伍が危険なタックルでシンビンに。43分には自陣からの50メートル以上の長いPGをトヨタFBティアーン・ファルコンが狙ったが届かないなど、ロスタイム5分まで攻防が続いたが、ともにスコアできず引き分けた。 トヨタNO・8姫野和樹主将は「自分たちがやりたいラグビー、全員でスペースを見つけて、そのスペースにボールを動かすことはできていた。下を向かず、また1週間しっかり準備していきたい」と次節のBR東京戦(11日、長良川)に視線を向けた。 東京SGのHO堀越康介主将は「どちらが勝ちたいプライドを出すかという試合だったが、勝ち切れたゲームを勝ち切れなかったのは反省」と悔しがった。