改良された新型「トヨタ カローラ クロス」小型のC-HRと大型のRAV4の中間SUVモデルの全情報!
テストドライブ:緊張感のある走り
「カローラ クロス」の197馬力は、最初のドライブでは物足りなく感じるが、全輪駆動の有無にかかわらず、1.5トン弱のSUVをかなり軽快に走らせるには十分だ。積極的にドライブする気持ちをスポイルするCVTギアボックスには難あり。4気筒エンジンは、ブレーキング時と同様に加速時にも顕著に回転数が上がる。4気筒エンジンが落ち着くのは、加速や減速で本当にパワーが必要ないときだけだ。
全輪駆動ならではのスポーティなコーナリング
全輪駆動は当然、コーナリング時に優れている。パワーはエレクトロニクスによってインテリジェントに配分される。前輪駆動の場合、スポーティにコーナリングするときは少し控えなければならない。リヤアクスルがグリップを失うと、フロントアクスルはそのまま反対車線に入ってしまうからだ。 ステアリングはダイレクトだが、走行モードを変えてもその特性はほとんど変わらない。サスペンションは硬めだが、激しい衝撃を与えることはなく、甌穴を容易に緩衝し、他の点でもドライバーに安全感を与える。
結論:
フルハイブリッドシステムの5代目で、トヨタは「カローラ クロス」が実に経済的であることを示した。不快な副作用は、パワーを呼び出したときの4気筒内燃エンジンの大音量だ。
Katharina Berndt and Holger Preiss