「アイドル気取り」今井絵理子で参議院不要論再熱!勘違いポーズ写真に批判殺到2000件コメ…何のために国会議員しているの?
不勉強な議員が「参議院不要論」を生む
「参議院の比例代表でタレント議員なんていまに始まったことではないですが、有名人だから投票しようとか、ファンだから応援しようという人は一定数いる、というか本当に多い。政治に興味のある一般人が考えている以上にそういう人ばかりと言ってもいいし、実際に効果はある。それなりに知られたタレントには絶対に一度は話が来ているはずです。『6年間、国会議員様になってみませんか?』と」 タレントが「俺のところに議員にならないかって話がきた」はよく聞くネタだが、実際のところ本当だったりもする。 別にタレントだから議員になるなとかそういう話でなく、政治未経験にもかかわらず、学ぶこともせずに比例当選、6年間数合わせの「国会議員様」で解散もなく居座り続けることが可能なシステムが冒頭の「参議院不要論」にはついてまわる。 「私も参議院は良識の府として必要と考えています。しかし参議院は任期6年で解散がない。じっくりと政治に取り組みたいから参議院という人とそうでない人の落差が大きい。タレント議員に後者が多いことは事実です。実際、いままで何もしないままに任期を終えるタレント議員ばかりじゃないですか。本人たちが一番よくわかっている」 重ねるがそうでないタレント議員もいる。しかし世間の目は厳しい。 筆者と旧知の芸能事務所で長年マネージャーを務めてきた元役員が語る。 「まず人気絶頂のタレントが政治家なんかにならない。本当に人気のタレントからすれば高額と言われる議員報酬だってたいしたことはない。むしろ政治家になんかなったら収入減だ。言い方は悪いかもしれないが売れなくなったり、世間で名前は知られてはいるが実際の仕事のお呼びが少ないタレントが議員になりたがったりする。まして知名度はあっても高齢で仕事のないタレントなら生活を考えて飛びつく」
タレント議員は比例票の積み上げのため欠かせない存在
タレント議員は広告塔とも揶揄され、比例票の積み上げのため欠かせない存在となって久しい。 そうした時代を昭和のころから見てきた革新系の元国会議員が語る。 「芸能人でもスポーツ選手でも政治に参加することは結構なことだ。しかし解散もなく6年も議員でいられることだけを目当てに議員になる者がいる。それでもいいからと比例名簿に登載する党がある。そして票を入れる投票者がいる。個人名という人気投票で有名人は有利だし、それで政党にも票が入る。お互いにメリットがある」 まさに先の「参議院議員が転職先」そのものだが、繰り返すがタレント議員全員がそうではない。しかしそう思われてしまうような行動が目立つことも確かで、今回の今井絵理子議員もそういう「色眼鏡」で見られても仕方のない行動ばかり。