企画のプロが使っている技「再帰~リバイバルマッシュアップ」とは?
【YouTube総再生回数60億突破】知る人ぞ知る凄腕クリエイターが初めて明かす「圧倒的な企画力」のすべて。企画・マーケティング・クリエイター・営業職 必読のトップYouTube作家&マーケッター、初の著書『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)は、企画に悩む、すべての人に向けてノウハウを初公開している。クリエイティブな仕事の全体像を俯瞰しつつ「見えない条件文」「企画発想技12選」「構成は木」「データとの向き合い方」など、わかりやすく解説。とっつきやすい「お題」も出題され、実演しながら学べる構成にもなっており、学びになるコンテンツが満載だ。現在、約30チャンネルへ企画提供をしており、有名企業のコンサルティングやアドバイザーなどを行っている著者が、そのノウハウをPDCA(計画・実行・評価・改善)式にわかりやすく解説した本書から、一部を抜粋・編集したものをお送りする。 【この記事の画像を見る】 ● 僕たちが普段使っている「企画発想技12」 「見えない条件」で方向性を打ち出したら、本題である「企画」を考えていく。 ここからは、言語化した4つの「見えない条件」から出てきた方向性とともに、僕たちが普段使っている「企画発想技12」を紹介する。 ● これから説明する「企画発想技12」について 「企画発想技12」は、あくまで僕たち独自のものであり、仰々しい技名も自分たちが記憶しやすいよう記号的につけている。 この発想技をさまざまなコンテンツに当てはめ、ストックしていくことが企画力につながると考えている。それでは1つひとつについて説明していこう。 ● 1.再帰~リバイバルマッシュアップ 流行は繰り返されるので、過去に流行った企画を参考にする。 日頃からテレビのバラエティやドキュメンタリー番組を見るなどインプットを増やしておくと、点と点が結びつくように、自然とアウトプットに結びつきやすい。 2005年6月12日、米アップルの創業者スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業式でのスピーチで、「Connecting The Dots(点と点をつなぐ)」と語り、「過去何かに没頭したことは、いつか何かにつながる」と伝えたが、それと共通する発想だ。 ● 再帰~リバイバルマッシュアップの【企画例】 【合宿】野球が本気でうまくなりたい高校生と2泊3日の地獄合宿!! 冬休みの学生視聴者を巻き込んだ企画として、チャンネル内でプロ野球選手と一緒に合宿に行きたい高校生を募集。実際にプロと同じメニューで、本気の合宿を行う。 企画の方向性:▼技術/身体能力 ▼性格/キャラクター 発想のプロセス:TBS系で1999~2003年に放送されたバラエティ番組『ガチンコ!』で、不良少年たちがボクシングのプロライセンス取得に向けて切磋琢磨する企画「ガチンコ!ファイトクラブ」から着想。 ※本稿は、『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
こす.くま