782馬力のプラグインV8を搭載した新型「ベントレー コンチネンタルGT」は12気筒エンジンさえも忘れさせる 試乗&レポート!
ベントレー コンチネンタルGT(Bentley Continental GT):782馬力の慰労賞。史上最もパワフルなベントレー。プラグインパワーを搭載した新型ベントレー コンチネンタルGTは、12気筒エンジンさえも忘れさせる。
それはエンジンの王者であり、ベントレーを頂点へと導いた。なぜなら、英国のフォルクスワーゲンの子会社よりも多くの12気筒エンジンを製造している自動車メーカーは他にないからだ。しかし、ついにその時代は終わったと、新CEOのフランク シュテファン ワリスは言う。とは言え、12気筒の魅力に勝るパワーユニットは存在するのか?そんな彼の憂鬱はほんの一瞬だけだった。
新型「ベントレー コンチネンタルGT」の価格はクーペが24万6,000ユーロ(約4,000万円)、コンバーチブルが27万1,500ユーロ(約4,400万円)からで、今後は8気筒エンジンで我慢しなければならない。しかし、バッテリーと電動モーターも搭載されているため、このグランツーリスモは、クルー工場で生産されたモデルとしてはこれまでで最もパワフルであり、「ビタミンEパワー」で痛みをすぐに癒してくれるはずだ。
また、「ポルシェ パナメーラ」でもおなじみの8気筒エンジンは、600馬力と800Nmのパワーを誇り、決して非力なエンジンではない。さらに電動モーターが190馬力と450Nmのパワーを追加すると、コンチネンタルは合計782馬力と1000Nmのパワーを発揮し、急ぐ貴族の4人組のトップカーとなる。そして、659馬力と900Nmの「W12」は、ついに記憶の中に消え去る。
ベントレー コンチネンタル GT: 秋に販売開始
寸法はほとんど変わっていないにもかかわらず、新世代モデルは一目でそれと分かる。しかし、四角四面の顔は過去のものとなり、輪郭はより滑らかになり、サイドはさらに筋肉質で、リアはよりシャープで落ち着いた印象となった。英国のメーカーは、空力特性を大幅に微調整し、ポップアップ式スポイラーを不要なものとし、その結果、ハンサムな車に素晴らしいサービスを提供した。 インテリアも、ベントレーは「コンチネンタル」を際立たせる贅沢な退廃性を放ち続けている。これは、ほとんど質素な「BMW 8シリーズ」や、アストンマーティンやフェラーリの筋肉質な競合車とは対照的な華麗なデカダンスを生き続けている。エアコンシステムのために無垢の素材から削り出されたこぶし大のエアベントから、ドアパネルのレザーにエンボス加工されたダイヤモンドパターン、そして、アームチェアや、さらに言えば、安楽椅子のような精巧なステッチが施されたシートなどで、何千kmもの距離を快適に走り抜けることができる。
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