JR九州が運賃値上げ 2025年4月から平均15%アップ 佐賀-鳥栖は480円⇒560円に 29年ぶりの値上げ
JR九州は29日、国土交通省に申請していた運賃・料金の値上げが認可されたと発表した。2025年4月1日発売分から、普通運賃を平均約15%、通勤定期を平均約30%引き上げる。初乗り運賃(170円)は30円引き上げて200円とする。値上げは、消費税増税に伴う改正を除くと1996年以来29年ぶり。 佐賀県関係では、佐賀-鳥栖が現行480円から80円アップの560円、佐賀-武雄温泉は現行570円から90円アップの660円など。定期運賃は、通勤定期が平均30・3%、通学定期が平均16・0%。佐賀-博多は、通勤定期(1カ月)が現行2万8590円から8200円値上げの3万6790円となる。 新幹線特急料金は平均12・4%の引き上げだが、西九州新幹線の特急料金は据え置きとする。また在来線特急料金、グリーン料金、座席指定料金も値上げしない。運賃改定による増収率は11・4%で、増収分は物価高騰、激甚化する災害対策などに充てる。(福本真理)
福本真理