70歳以上「外来特例」引き上げへ 自己負担抑える高額療養費 厚労省
厚生労働省は12日、医療費が高くなったときに患者負担を抑える「高額療養費制度」のうち、70歳以上の外来受診時にかかる自己負担の上限額を引き上げる方向で検討に入った。 外来時の自己負担に上限を設ける措置は70歳以上に限った特例で、高齢化で伸び続ける医療費を抑制し、現役世代の保険料負担を抑える狙い。年末までに引き上げ幅を詰める。 厚労省は賃金上昇などを理由に、高額療養費制度の全面改定に踏み切る方針で、早ければ来夏からの施行を目指す。70歳以上の外来特例の見直しも盛り込む。