5種類の砂糖を適食アドバイザーが徹底解説「血糖値が上がりやすい!?」「栄養補給になる!」それぞれの特徴を紹介!
砂糖選びに迷ったことはない? 健康にはどんな砂糖がいいんだろう?と気になりつつも、結局はいつもの砂糖を買ってしまう、なんて人も多いはず。でも種類が多い砂糖を使いこなせるようになると、料理の味もグッと上がるだけでなく、健康効果も変わってくる。 【動画で解説】11種類の「砂糖」の種類と特徴 そこで今回は、YouTube登録者数20万人以上の適食アドバイザー、あこ先生に“砂糖の種類と特徴”についてたっぷりと教えてもらった。 このガイドがあれば、もう砂糖に迷う必要なし! ▼適食アドバイザーあこ(中野絢子)先生 管理栄養士。総合病院に管理栄養士として勤務し栄養指導や緩和ケアに携わった後、料理家のもとで料理番組作成、企業講演、メニュー開発、料理教室などに携わる。産後の不調がきっかけで分子栄養学を学び、体の仕組みに則った栄養学をYouTube「あこの栄養学」で発信。
白砂糖(上白糖)
一番ポピュラーなお砂糖である白砂糖は、サトウキビやてんさいを絞った搾り汁から不純物やミネラルなどを精製して取り除き、ショ糖だけにしたものです。そのため精製度合いがとても高く、血糖値を急激に上げて、下げる“乱高下(血糖スパイク)”を起こしやすくします。するとホルモンバランスが乱れ、感情のコントロールが難しくなります。疲労が溜まりやすくなることも。 また、私たちは砂糖を食べると、代謝の際に沢山のビタミン・ミネラルを必要とします。けれど白砂糖自体にはミネラルが含まれていないので、体内のミネラルを使わないといけません。そのため白砂糖を沢山食べると、ビタミン・ミネラルが不足し、栄養不足になってしまうことがあります。そういった理由から、白砂糖の摂りすぎには注意しようと言われています。
グラニュー糖
サトウキビやてんさいからもっとも不純物を無くし、ビタミン・ミネラルなどもすべて取り除いた状態がグラニュー糖です。 料理では、味の邪魔を一切しない純粋でキレのある甘みが付き、食材の色を損ないません。またかき氷のシロップも、きび糖やてんさい糖などの茶色っぽい砂糖を使ってしまうと色が綺麗に出ないため、グラニュー糖や氷砂糖が使われます。氷砂糖もグラニュー糖を精製して固めているようなものになります。