【厚生年金】「月額10万円以下」の人は何パーセント?一覧表で厚生年金&国民年金の【男女別】平均年金月額をチェック
夫婦2人分なら「年金30万円以上」も夢ではない!
では最後に、夫婦2人分の年金を合算した場合は、毎月いくら年金を受け取れるのか、確認していきましょう。 厚生労働省の「これまでの年金部会を踏まえて議論すべき論点」では、収入や働き方に応じた夫婦世帯の年金額例を提示しています。 共働き夫婦世帯の、老後の年金額例は以下のとおりです。 ●共働き夫婦世帯の老後の年金額例 ・夫が報酬54万9000円+妻が報酬37万4000円:33万4721円 ・夫が報酬43万9000円+妻が報酬30万円:29万4977円 ・夫が報酬32万9000円+妻が報酬22万5000円:25万5232円 ・夫が報酬54万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:28万4588円 ・夫が報酬43万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:26万967円 ・夫が報酬32万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:23万7346円 ・妻が報酬37万4000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:24万7101円 ・妻が報酬30万円+夫が短時間労働者の平均的な収入:23万978円 ・妻が報酬22万5000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:21万4854円 ・夫婦ともに短時間労働者だった場合の平均的な収入:19万6968円 一方で、片働き夫婦世帯の、老後の年金額例は以下のとおりです。 ●片働き夫婦世帯の老後の年金額例 ・夫が報酬54万9000円+妻が国民年金のみ加入:25万4104円 ・夫が報酬43万9000円+妻が国民年金のみ加入:23万483円 ・夫が報酬32万9000円+妻が国民年金のみ加入:20万6862円 ・妻が報酬37万4000円+夫が国民年金のみ加入:21万6617円 ・妻が報酬30万円+夫が国民年金のみ加入:20万494円 ・妻が報酬22万5000円+夫が国民年金のみ加入:18万4370円 夫婦ともに国民年金と厚生年金に加入している場合、比較的多くの年金を受け取れ、場合によっては夫婦で合計約33万円の年金を受け取ることが可能です。 また、夫婦のどちらかが国民年金のみに加入している場合でも、一方が厚生年金に加入し年収が高い場合は、夫婦で約25万円の年金を受け取ることもあります。 このように、個人や世帯によって、受け取れる年金額は大きく変わるため、老後の生活シミュレーションをしたい方は、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」でご自身の年金見込額をより正確に把握しておきましょう。