自由参加に“解散”も 任意加入の団体「PTA」のあり方は 歴史と役割を紐解く 北海道
全国でPTAの在り方が話題となっています。 PTAは、なぜできたのか、なくなるとどうなるのか、道内の事例を取材しました。 【動画】自由参加に“解散”も 任意加入の団体「PTA」のあり方は 歴史と役割を紐解く 北海道
デリケートな話題?「PTA」の加入で議論に…
視聴者の方からこんなメールを頂きました。 この春2番目の子どもが札幌市内の公立中学校に入学したという保護者の男性からです。 「PTAの加入について議論がおきている。いままでは暗黙の了解で勝手に加入させられていたが、この春ついに入会するかしないかのアンケートが来た」 新学期が始まると、ほぼ毎年話題になる学校の“PTA問題”。 その歴史や役割、色々な意見がありながらも令和のいまなお存在するワケなどを紐解きます。
まずは、メールをいただいた男性に話を聞きました。 (中学生の父親)「下手に話すとどこにどういう意見を持っている人がいるかわからないので、反感を抱きたくないのでずっと黙ってきた」 ほかの保護者の手前、顔を出さないことなどを条件にインタビューを受けてくれました。 それだけPTAの話題はデリケートだといいます。 (中学生の父親)「(PTAに)入っていないことで(子どもが)嫌がらせを受けるニュースを相当見る。どこかで言わなければ変わらないかなと思って思い切って取材を受けた。ずっと任意の団体だと考えていたが、なぜ勝手にお金を引かれているのかなとずっと疑問に思っていた。入学式のあとすぐPTA入会式が勝手に設定されていて、説明してから始めた方が良いのではないかって」
(宮永キャスター)「これまで何か活動をしたことは?」 (中学生の父親)「学校によっては1年間で1人1活動何か参加してくださいと。図書館の貸し出し係、見守りをやった。やりたくなかったが、1つやれと言われたのでやったりしたこともある」 この男性は長年疑問に思っていたPTAの在り方について、勇気を出して疑問を投げかけたところ、入会を問うアンケートがきたということです。
いる?いらない?PATの必要性と歴史
(宮永キャスター)「PTAはいるのかいらないのか、マチのみなさんにも聞いてみます」 (不要と回答した人)「最近コロナもあってあまり活動自体そこまでいまはないので、今はなくていい」 (必要と回答した人)「運動会とかでお世話になりました。お祭りとかを学校でした時も。あった方が、何かいざという時にまとまるのではないか。団体行動の時とか、いろいろな時に必要もあるかもしれない」