<映画 ギヴン 海へ>アニメ完結に豪華声優陣が“初”勢ぞろい 矢野奨吾、内田雄馬が「幸せ」 中澤まさとも、江口拓也、浅沼晋太郎の“元”三角関係トークも
同楽曲でコーラスを担当した内田さんは「ちょうど今思い浮かんだのが、真冬と由紀というのが、名前の響きからも冬を連想させると感じて。“冬は寒く寂しい気持ちがありつつ、雪が降るとその雪の中で温めて、春に芽吹くための種を育ててくれる”ということ。そんな中で、“それを夏に暖かく照らして伸ばしていってくれる”のが、真冬と立夏であり、やっぱり由紀の気持ちを立夏が立てるのは、とても理にかなっているなと感じました」と語り、会場からは割れんばかりの拍手がわき起こった。そんな中で矢野さんは「やっぱり由紀も真冬のことが好きなんだなと思いました。その上で、由紀が真冬に音楽を残し、立夏が音楽の中に由紀を見つけ出してくれたので、真冬にとっては、この2人が本当に大切な存在であるということを感じました」と語った。
本作では、立夏がコーラスを務める「冬のはなし -with 立夏ver.-」が劇中歌として流れることも話題になっている。内田さんが「コーラスの線がヤバかったです。ギターを弾きながら歌える立夏のテクニックは本当にすごいと思います。そして歌っている時の真冬の顔がたまらないんです(笑)」とおちゃめに語ると、矢野さんは「今回はちゃんとロックバンド『ギヴン』としての楽曲ということで、4人みんなで一歩前に進めたことを感じられたと思います。見てくださった皆様の中にも新しい『冬のはなし』が残っていたらうれしいと思います」と語った。
最後のあいさつでは、浅沼さんは「僕が今回感慨深かったのは、これまでは真冬が“大丈夫”と歌ってくれているのを、今回は雨月が真冬に対して大丈夫と言っているところです。大丈夫という言葉、誰しも言ってあげたいし、言ってほしい言葉だと思うんです。皆様もぜひ本作から受け取ってほしいです」 と思いを伝えた。
坂さんは「玄純が『この曲ってはこれで完成ってことになるのか』と立夏に問うシーン、あのせりふに、これまた重みを感じることができました。また違う観点で何度でもお楽しみください」 と話し、続けて今井さんは、「無事に公開できてうれしく思います。ライブシーンなど、皆でこだわりを持って作り上げた作品です。歌詞について、言葉で作品のいろいろな読み解きができるのも魅力の一つだと思いますので、そういった楽しみ方もしてみてください」 と呼びかけた。