新潟県に『大雪の恐れ』10日にかけて冬型が強まる 7日は最大瞬間風速35m/sの非常に強い風に注意・警戒を【3時間ごとの雨雪シミュレーション・7日正午更新】
日本付近は冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込む見込みです。新潟県内は8日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みで、新潟地方気象台は7日昼前から夕方にかけて強風に注意・警戒するよう呼びかけています。 【画像を見る】7日(火)~12日(日)午後3時の雨と雪のシミュレーション(3時間ごと) 気象台によりますと、7日は冬型の気圧配置が強まり、8日にかけて北陸地方の上空およそ5500メートルには氷点下30度以下の強い寒気が流れ込むということです。 このため、7日は新潟県の海上では非常に強い風が吹くほか、8日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達する見込みです。予想よりも冬型の気圧配置が強まった場合は、暴風となる可能性があるとしています。 気象台は、新潟県内では7日昼前から夕方にかけて強風に注意・警戒するよう呼び掛けています。また7日昼前から8日にかけては、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。 ■風の予想 ▼7日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 上越・中越・下越・佐渡の陸上 18メートル(30メートル) 上越・中越・佐渡の海上 23メートル(35メートル) 下越の海上 20メートル(30メートル) また、7日の日中は広い範囲で雨となる見込みで、夜以降、山沿いから雪の範囲が広がる見通しです。 その後、冬型の気圧配置は11日にかけて続き、10日にかけては強い冬型が続くものとみられます。気象庁は、寒気の程度などによっては北日本から西日本の日本海側を中心に、警報級の大雪や大しけとなる恐れがあるとしています。 ■雪の予想 ▼7日午後6時~8日午前6時の12時間降雪量(多い所) 中越の山沿い 35センチ 上越の山沿い 30センチ 下越の山沿い・上越の平野 15センチ 中越の平野 10センチ 下越の平野・上越と中越の海岸 5センチ 今後の雨と雪のシミュレーションを見ると、新潟県内は8日以降、所々で降り方が強まる時間帯がある見込みです。気象庁は、日本海にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が発生し、北陸地方に雪や雨を降らせる雲が次々と流れ込む恐れもあり、8日の午後は雪や雨の降り方が強まる恐れがあるとしています。今後の気象情報に注意してお過ごしください。
新潟放送