【高校サッカー】3大会ぶり東福岡が尚志とのプレミア対決をPK戦で制す
<全国高校サッカー選手権:尚志(3PK5)東福岡>◇29日◇1回戦◇NACK 3大会ぶり出場の東福岡が、尚志(福島)とのプレミア対決を制し、2回戦に駒を進めた。 東西に分かれる高校年代最高峰の高円宮杯U-18プレミアリーグに所属するチーム同士に対決。ハイレベルな戦いの中で拮抗(きっこう)した展開が続いた。試合終了間際に、東福岡はFW山口倫生(2年)が負傷退場。交代枠を使い切っており、残り時間を10人でしのいだ。 突入したPK戦では、身長191センチの守護神GK後藤洸太(3年)が相手の4本目を横っ跳びでセーブ。自分たちは5人全員が決めて勝負強さをみせつけた。 昨年就任した平岡道浩監督は、「生徒に感謝しかないですね。しっかり勝利を届けてくれた」と笑顔をみせた。 PKの練習は、試合前の1週間は必ず取り入れ、合宿などでは2部練習の両方に組み込むなど、徹底した。「大きいキーパー(後藤)がいるとやはり違いますよね。なるほど。そこはもう我々にとっては自信があるところなので、あとは(キッカーが)コースにしっかり蹴るだけ」と自信を持って向かった。 強豪との接戦を制し、勢いに乗った。「5試合続けられるように頑張っていきたいなと思います」。赤い彗星(すいせい)が久々の選手権の舞台で躍動する。【佐藤成】