未来を見据えた国歌斉唱、中村心澪さん「爽快」 センバツ開会式
センバツ開会式では高松一(香川県)の中村心澪(みれい)さんが国歌を独唱した。「この舞台に立てたことに感謝の気持ちを込めて歌う」と臨み、壇上に立つと伸びやかな歌声を球場に響かせた。終了後、「緊張したが、高校球児は覚悟を持って甲子園に臨んでいるので、私も覚悟を持って歌った。すごく爽快でした」とほほ笑んだ。 【4年ぶりに選手全員が行進…開会式を写真で】 中村さんは小学1年で姉のピアノの先生に教わって童謡を歌い始めた。同校の音楽科声楽専攻で、昨年開催された第76回全日本学生音楽コンクール声楽部門・高校の部で1位になった。目指すのは「表現力豊かなオペラ歌手」。「次は海外の舞台で歌いたい」と未来を見据えた。【鴨田玲奈】