旅慣れオヤジにこそオススメしたい、五島列島リトリート・トリップ【前編】
次のホリデーの滞在先を探しの貴兄に朗報。手付かずの自然と知られざる歴史、日々の疲れもしっかり癒してくれるハイレベルな宿。日本にいながらプチ外国気分すら味わえるデスティネーション・五島の魅力を前後編でじっくりお伝えします。 モテる宿にはワケがある
突然ですが、五島と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか? その昔、隠れキリシタンが多く住んだ信仰の島ということはうっすらご存知かもしれませんが、五島の魅力は実に奥深いのです。なにせ海も山も規格外だし、ご当地フードもユニーク。
そして旅の目的になる“強め”なホテルがちゃんとあって、おこもり型のステイだって楽しめるという点が、LEON読者貴兄に推したいポイントでもあります。
まずはざっとおさらい。五島列島は長崎県の南西に浮かぶ、総人口5万2000人ほどの島々の総称です。空港のある福江島へは、福岡または長崎から飛行機でアクセス可能。
ほかにも長崎港や佐世保港などからフェリーで繋がれています。各島の間はというと、フェリーや高速船が主な交通手段。サイズ感はそこそこあり、福江島をぐるりと一周するとなると、クルマで丸一日かかるほど。
パートナーと自分へのご褒美♡ オーシャンビューの絶景ホテルで癒やされる
「祈りの島」である五島にも、みなさん好みの宿はもちろんございますよ。「五島リトリート ray by 温故知新」は、島のシンボル・鬼岳の麓に佇む全26室のホテル。
今年7月にはミシュランキーにも選出され、注目度は急上昇中なのです。ココ、何がすごいかというと、まず圧倒的なビュー。
デザインを手掛けた故・橋本夕紀夫氏による設計コンセプトはずばり「The View」とのことで、全客室が東シナ海に面したオーシャンフロント。しかもテラスには露天風呂も備えていて、プライバシーを保ちつつ日常を忘れてリフレッシュするにはパーフェクトすぎます。
客室にはセルフで豆から挽いてコーヒーを淹れられるキットやセレクトされた書籍、ポータブルスピーカーも。部屋にこもって一日過ごしても、飽きることがありません。ローカルの職人による器やグラス、サステナブルなアメニティ類、着心地のいいルームウエアのほか、粋なデザインの浴衣風ローブまで完備。大切なヒトとの旅ゆえ、服を脱いでリラックスしつつも、おしゃれさはキープしたい。そんなアナタの欲求にもしっかり応えてくれるのが嬉しいし、デザイン好きなパートナーなら会話のネタもつきませんね。