ラランド・サーヤ「最近まで正社員で働いていました」上智大卒、芸人・バンド・代理店勤務のトリプルワーク
「仲間集め」だけはうまい気がする。その秘訣は人間関係の“精査”?
――サーヤさんがこれまで大きな決断を迫られた時、指針とする信念のようなものや大切にしてきたことはありますか? サーヤさん 妄想癖がすごいので、頭の中で何度もシミュレーションしますね。決断したらどうなるか、イヤな面もいい面もちゃんと考えて、メリットのほうが勝つと思ったときは動く。あとは、仲間集めがうまいだけな気もしていて。マネージャーも含めて、同じチームで動いてくれるスタッフさんたちが人格者ばっかりなんですよね。 私は学生時代から“友達精査”みたいなものをすごくするタイプで。1回でも仲間を悪く言ったり不義理をする人だって思ったりしたら、卒業するタイミングで連絡先を消して、関係を絶つようにしていました。逆に、感覚的に合うなと思ったら、その人はすごく大事にしていく。そうやって、なるべくイヤな思いをしないように環境を整えてきたんだと思います。ただ、唯一の例外は相方のニシダなんですよ…。本当は実際全然別の方とコンビを組もうとしていたんですが、その相方が探偵になっちゃって、しかたなくニシダとコンビを組むことになりました(笑)。 みなさんにも伝えたいのは、もし自分が競争に巻き込まれそうになったら、そこから距離を置いていくこと。それが、何より精神の安定にとても大切だと思います! タレント・お笑い芸人 サーヤ 1995年12月13日生まれ、東京都出身。上智大学在学中の2014年にお笑いサークルで出会ったニシダさんとラランドを結成。2019年と2020年の『M-1グランプリ』にてアマチュアながら2年連続で準決勝に進出したことがネットで話題に。2021年2月に自身が社長を務めるラランドの個人事務所・株式会社レモンジャムを設立する。 取材・文/吉川由希子 撮影/アキタカオリ 構成・企画/種谷美波(yoi)