どうやったらかわいい姿で運べるのか…SNSで話題の『ぴよりんチャレンジ』製造工場で“耐久性”を調べてみた
■誕生当時はもっと“弱かった”…成長のきっかけは「テイクアウト」
ぴよりんは2011年に誕生し、当時はイートインのみで、ババロアの部分は「バニラムース」だったといいます。 テイクアウトの需要を受けて、より強度が高いババロアに変えていました。 いまは誕生した時より“耐久性”は向上しています。
■敷かれたスポンジのジレンマ
このあと胴体の部分がスポンジと合体しますが、これは耐久性の面で重要な工程です。 ババロアの下に台座のスポンジを敷き、ババロアにはスポンジを粉状にした「羽毛」をまとわせました。この下に敷いたスポンジがポイントです。 従業員: 衝撃はちょっと緩やかにしてくれるかもしれないんですが、逆にスポンジがあることによって動く。 座布団的な役割をするスポンジは、衝撃吸収の役割は果たすものの、動いてしまいやすいという難点もあります。 従業員: 高すぎちゃうとコケやすくなるし、薄すぎるとスポンジ自体が崩れやすくなってしまうので「1cm」の高さでやっています。 約1センチ、絶妙の厚みでぴよりんを衝撃から守っていたことがわかりました。 仕上げにチョコでできた目や、ホワイトチョコを伸ばした羽を付けます。 従業員: 刺しているので、耐久性ちょっと微妙になっちゃうかもしれないですね。 目や羽、トサカなどを直接ババロアに刺しているため、強い衝撃で、刺したところから亀裂が入る危険性もあるといいます。 こうしてぴよりんが完成、ずらりと並ぶ様子は圧巻です。 この工場は2024年2月から稼働し、以前より2倍近いぴよりんを作ることができるようになったといいますが、手作業のため数は限られるということです。
■失敗しませんから…ぴよりん職人たちは自信満々
誰よりも見てきた職人たちは、ぴよりんを崩さずに運ぶことができるのでしょうか。 従業員: 成功しました。わたしはちなみに一回も崩したことないです。 従業員の方々は、成功している人ばかりでした。 従業員: 結構「温度」が重要だと思います。温かいところとか、膝のうえに置いていると下からじわじわと温かくなってしまうので、できるだけ涼しいところに持っていってあげると(ぴよりん的に)ありがたいです。下にも手を添えて、この体勢を保つようにしたりとか、衝撃がいかないようにしています。 そして最後のアドバイスとして「愛情をこめて持って帰る」と話していました。 2024年9月20日放送 (東海テレビ)
東海テレビ