いつも使い捨ての電池を使っていましたが「充電池」の方が節約になるのでしょうか?充電に必要な電気代や購入費用を考えると、逆に高くついている気がします…
近年注目されている充電池ですが、まだまだ使い捨て電池を使っている人も多いのではないでしょうか。使い捨て電池から充電池に切り替える際に気になるのは、実際にどれくらい節約効果があるのかということや、充電池の購入や充電にかかる費用ではないでしょうか。 そこで今回は、使い捨て電池と充電池それぞれのコスト面について詳しく比較し、どちらがお得なのかを検証していきます。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
充電池の購入費用と充電にかかる電気代はどれくらい?
充電池を使用するためには、まず充電池本体と充電器の購入が必要です。例えば、あるメーカーの充電池単4形は4本セットで約2000円前後、専用充電器は3500円程度、合わせて5500円程度で購入できます。 同じく単4形(アルカリ)の使い捨て電池は1本当たりの単価50円~300円程度で購入可能です。購入にかかる費用は使い捨て電池よりも充電池の方が高くつくようです。 次に、充電にかかる電気代を確認していきます。 4本充電できる充電器の消費電力を11ワット、充電時間3時間、電力料金目安単価31円/キロワットアワーとした場合、充電にかかる電気代は次の計算式で算出できます。 消費電力(キロワット)×充電時間(時間)×電力料金目安単価(キロワットアワー/円) 充電池4本の充電にかかる1回当たりの電気代はわずか1円程度です。充電を月に10回行ったとしても年間で120円程度の電気代しかかからないため、充電池にかかる維持費は少額で済むことが分かります。
充電池の寿命とトータルコスト
充電池は繰り返し使用できる点が大きなメリットです。あるメーカーの充電池において、電池容量を使い切る前に繰り返し充電するという条件では約2100回の充電が可能とされています。 今回のケースでは、充電池4本+充電器の購入費用約5500円と充電にかかる電気代約2100円を合わせてトータルでかかる費用は約7600円です。使い捨て電池を仮に4本セット400円で購入した場合、19セットを超えて購入すると充電池にかかるコストを上回ります。 そのため、長期的に見ると充電池の方が購入時の費用は高かったとしても、充電にかかる電気代は安く済むため結果的にお得かもしれません。