厚み増す選手層に手応え…最終予選全6試合スタメンの南野拓実「日本がうまくいっている要因のひとつ」
[11.19 W杯最終予選 日本 3-1 中国 厦門] 順調にワールドカップ出場に向けて進んでいる。日本代表MF南野拓実(モナコ)は「結果は申し分ない。このアウェー2連戦で勝ち点6を取れたことは大きい。次のホーム2戦でしっかり勝ち切れれば決めることができる。結果には満足している」と手応えを語った。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 過酷なアウェー2連戦で、15日のインドネシア戦(○4-0)から先発を5人変更した。そのなかで南野は最終予選6試合すべてでスタメンを継続。インドネシア戦でゴールを決めると、中国戦では2シャドーの左に入った。 「前半も相手がやってきたようにしっかり中を締めて、1対1を粘り強くやってくることは予想通りだった」(南野)。拮抗状態が続いたが、CKでFW小川航基とDF板倉滉が決めて前半2得点。「セットプレーで自分たちが用意した形で2点取れたというのは、チームの総合力としての強さというものを示せた」。特に板倉の得点は練習通りだったことを明かした。 最終予選6試合5勝1分で首位を走る日本は、来年3月20日の次戦でバーレーンに勝てば8大会連続のW杯出場が決まる。スタメンを入れ替えながら、途中出場の選手を投入しながら連勝を継続。南野はその意義を説く。 「それが今の日本の強さでもある。今日も変わった選手がチャンスを作り出して、相手の嫌なプレーをやっていた。そういうところは日本がうまくいっている要因のひとつでもある」。出た選手が活躍するサイクルができあがりつつあるなか、南野は「逆に言うと選手たちはまだまだ競争がある」と力を込める。「この最終予選はまだ突破は決まっていないが、次また少し間が空くので、その間にまた競争が始まる」。次の活動である来年3月までのレベルアップに期待を寄せていた。