パワフルで速くて面白い! レーシングライダーの石塚健が初体験したホンダの船外機「BF350」の印象とは
最初はゆっくりだったので辺りを見回しながら、エンジン音に耳を澄ませたり、船内を歩き回ったりしていました。エンジン音をうるさいと思うことは、ありませんでした。 止まるとローイング(横揺れ)がすごく、たしかに「酔うかも」と思いましたが、進みだしてしまえば安定してくれるので「意外とこんなもんか!」くらいな印象。 ところがです!操縦士さん?キャプテン?が突然のフルスロットル!思っていたより何倍も速度が出て、びっくりした上に、この日は若干風が強く波が高かったので、船のピッチング(ボートが波などによって持ち上がったり下がったり縦揺れする状態)が激しく、どこかに捕まってないと飛ばされてしまう程でした。 恐怖を感じるレベルの揺れでしたが、慣れてしまえばとても面白かったです。まとめると、これほどパワフルでスピードが出るとは思わず、とにかく圧巻でした。
初めて体感した感想は「欲しい!」
途中で僕も操船させていただきましたが、BF350には充実の操船サポート機能が搭載されており、 リモコンのボタン操作で船外機の回転数や速度に合わせて、あらかじめ設定した船体姿勢へ自動制御してくれる機能にもビックリ。 それから、クルーズコントロール機能も搭載されていて、リモコンのボタン操作で航走中に一定の回転数もしくは速度を維持してくれます。
そして旋回性能にも、「船ってこんなにもクイックに曲がるんだ」と終始驚きの連続です。 初めての船が楽しくてしょうがなかった僕は、キャプテンに「アクセルを全開にしてみてもいいですか?」と聞いてみたら、「いや、このくらいにしておきましょう」と言われてしまいまって残念(笑) デザインコンセプトは「Noble Motion Form」が採用さていて、上質感のあるフォルムに仕上がっています。 立体ロゴやクロムメッキが高級感を演出していてカッコいい!そんなBF350価格(消費税込)は、仕様によって異なり、BF350A XDNが390万5000円でBF350A UDNが397万1000円。BF350A XCDNが392万7000円で、BF350A UCDNが399万3000円となっています。