港区の高級タワマンに住むエリートサラリーマン「資産1億円超え」への熱烈な憧れ…叶えるための具体的な手段
アッパーマス層の年収と職業
厚生労働省の行う賃金構造基本統計調査※2によれば、アッパーマス層の年収は、取得している資格・所属している企業・仕事内容にもよりますが、おおよそ600万円以上あると考えられ、職業は大きくわけると以下の3タイプのどれかになります。 1.インカムリッチ・プロフェッショナル 2.副業をしているサラリーマン 3.起業した人 タイプ1 インカムリッチ・プロフェッショナル インカムリッチ・プロフェッショナルとは、高収入で専門性の高い職業の方です。このタイプの方は、アッパーマスと準富裕層の中に多くいます。たとえば、以下のような職業の方のことです。 ・弁護士や公認会計士などの士業の方 ・税理士法人の役員クラスの方 ・外資系企業の社員で経営幹部クラスの方 ・金融機関やITなどで専門分野の高い仕事をする方 ・経営コンサルティングなど専門性と経験値の高い仕事をする方 ・キャリアが10年ある勤務医 ・プロ野球選手などの高年収アスリート ・芸能人(TVCM等が多い歌手・俳優) 難関資格を持っている・外資系などで個の責任が重い仕事をしている・専門分野のキャリアがある・特殊技能がある、などが特徴です。非常に専門性と難易度が高く、代わりになる人物が見つからないタイプの職業です。年収は今回紹介しているアッパーマスの3タイプの中では最も高くなります。たとえば、弁護士の方の場合は所属する事務所によっては、年収2,000万円近くになる方もいます※3。 タイプ2 副業を持っているサラリーマン 給与所得をもらいながら、副収入で収入を増やして資産を増やしているタイプです。副収入になるものには、次のようなものが考えられます。 ・不動産経営 ・すでに所有している不動産を活かした副業 ・株やFXなどの金融商品の運用 副業といっても、毎月または毎年、ある程度のまとまった収入にならないとマス層の純金融資産3,000万円を超えていくことは難しいので、比較的安定した収入が長く入るタイプの金融商品の運用か、不動産を活用した収入スタイルを持っている傾向があります。 また、同じ不動産経営でも、相続などでもらった土地を活用して、マンション経営や駐車場経営などの土地活用による副収入を得ているケースと、数字に明るいタイプの方が、リスクを取りながらアグレッシブにゼロから不動産経営をしているケースとがあります。 どちらであっても、ライフプランに沿った計画をしっかり立ててさえいれば、このまま着実に収益が増えていくことで、準富裕層へと入っていくことも難しくはありません。 タイプ3 起業した人 会社をすでに退職をしている、または将来、退職をすることを前提に、なんらかのビジネスで起業しているタイプの方もいます。最近は、年功序列による定期昇給ができなくなっているため、副業を許可している会社も多く、仲間を募ってビジネスを立ち上げているケースがあります。また、なかには自営業者として自身が経営者となっていることもあります。 最初は忙しい割に収入も少ないかもしれません。しかし、ビジネスに需要があれば軌道にのり、上場をした際には創業者・創業メンバーとして一気に資産家の仲間入りを果たすことができます。どのくらいの純金融資産になるかは、株の持ち分と株価にもよりますが、起業が上手くいけば、マス層から早期に抜け出ることはそう難しくないでしょう。