優勝経験校は12校 初出場は能代松陽、光など5校 センバツ
第95回記念選抜高校野球大会の選考委員会が27日に開かれ、21世紀枠3校を含む出場36校が決まった。 【プロの世界へ】22センバツを彩った選手たち 今大会は高校野球ファンに名の通った伝統校、実力校が数多く選出された印象だ。センバツ優勝経験校は計12校に上り、32校選出だった前回大会よりも4校増えた。歴代最多の優勝5回の東邦(愛知)をはじめ、優勝4回で史上初2回目の春連覇を狙う大阪桐蔭、優勝3回の広陵(広島)、同2回の報徳学園(兵庫)など強豪校の名前が並んだ。 歴代最多出場の龍谷大平安(京都)は42回に回数を伸ばし、東邦は単独3位となる31回目、5位の高松商(香川)は28回目、広陵は6位タイとなる26回目の出場を果たした。高松商は歴代7位タイとなる春夏計50回目の甲子園出場となった。 最長のブランク出場は第61回大会(1989年)以来となる北陸(福井)で34年ぶり。21世紀枠で選ばれた氷見(富山)は学校統合前の旧氷見が出場した93年以来、30年ぶりの出場となった。社(やしろ、兵庫)は19年ぶり、東北(宮城)は12年ぶりの春出場。 センバツ初出場は一般選考枠の能代松陽(秋田)、彦根総合(滋賀)、光(山口)と21世紀枠の石橋(栃木)、城東(徳島)の計5校で、前回大会より1校減った。春夏通じて初出場は彦根総合、石橋、城東の計3校となった。 同一都道府県からの複数校出場は「8」。長崎勢は長崎日大と海星の2校が選出され、県勢初の複数校選出となった。公立校は能代松陽や光など8校だった。【大東祐紀】