斎藤佑樹、自分ができる野球界への恩返し キャスター、取締役兼CIO、ネクストキャリアへの思い
■“斎藤佑樹だからできる野球界の恩返し”をしたい
さらに、10月24日には株式会社ライブドアの取締役兼CIOに就任したことを発表。斎藤さんは、アスリートのネクストキャリアを支援するサービスなどを担当しています。自身の経験も踏まえ、ネクストキャリアへの思いを明かしてくれました。 ――株式会社ライブドアでは、どのような活動をされていますか? 僕自身がそうだったのですが、野球選手を引退した人のキャリアって何があるんだろうと考えた時に、解説者とか、チームのコーチ、スタッフとかそんなことしか頭に浮かばなかったんですね。でも、実はもっとアスリートのネクストキャリアだっていっぱいあるはずなのに、ということをライブドアとしてお伝えしていくことをやっています。 ――プロ野球選手のネクストキャリアとして、指導者や解説者の道に進む人もいますが、新たなキャリアを選んだ理由は? 僕自身がプロ野球界で活躍できなかった、結果を残せなかったという、ある意味コンプレックスとまでは言わないですけど、悔しさもある。その中でプロ野球の解説をするとか、プロ野球のコーチをさせていただくとかは今の段階ではないかなと思います。 これは、自分がもっともっと野球のことを勉強して、野球界に対してちゃんと発言ができる環境が整った時には、そういう選択肢もあるのだと思うんですけど、今の僕としては、“斎藤佑樹は他の野球選手と違う野球人生を歩んできただろう”と何となく思っているのですが。それを踏まえた上で、“斎藤佑樹だからできる野球界への恩返し”とか、みんなが納得感があるような野球界への恩返しの仕方をしたいなと思います。 もちろん、解説者、コーチとかもいつかはやってみたい仕事だと思いますが、今の僕にとっては、もっと野球のことを外から見ることも含めて勉強しないといけないなと思っているので、まだ勉強の途中という感じですかね。