勝俣陵「65」首位浮上で初V前進 プロ転向8年目の28歳 ツアー自身初トップ「パット練習の成果が出た」
「男子ゴルフ・パナソニック・オープン・第2日」(20日、有馬ロイヤルゴルフクラブ=パー72) ツアー初勝利を目指す勝俣陵(28)=JPアセット証券=が8バーディー、1ボギーの65で回り、前週まで賞金ランク1位の平田憲聖と通算14アンダーで首位に並んだ。石川遼は通算6アンダーで42位。5アンダーまでの62人(うちアマ1人)が決勝ラウンドに進んだ。 最終9番で7メートルのバーディーパットを沈めると、勝俣は笑顔をはじけさせた。「読み通りジャストで入った。パット練習の成果が出た」とかみしめるように話した。 7月の長嶋茂雄招待セガ・サミーカップから、前週のANAオープンまで5週連続予選落ちからのV字回復。ツアー各日の順位で自身初のトップに立ち「5タテを食らって、今回もいいイメージで来られなかったので、この順位で通過できるとは」と目を丸くした。 予選落ちした期間もショットの調子はよかったといい「パットがもう少し入れば、という中でやっていたが、この2日間は入ってくれた」と上昇気配。プロ転向8年目での初勝利へ「明日からも変えることなく、自分がやることをしっかりやりたい。緊張もしておらず、楽しみ」と平常心で臨む。 ◆勝俣陵(かつまた・りょう)1995年12月27日、埼玉県出身。中2まで野球をしていたが両膝の故障などで断念し、ゴルフを始める。埼玉栄高3年の時に関東高校選手権で団体と個人の2冠。日大を経て17年にプロ転向。JPアセット証券所属。174センチ、73キロ。