井上尚弥が悪役に!?WBC1位ランカーがコラ画像で挑発、”ネリの仇”と対戦要求
井上尚弥を4団体の頂点に置くボクシング・スーパーバンタム級の、WBC世界1位アラン・ピカソ(24=メキシコ)が21日、SNSで自らを映画『ロッキー』の主人公、井上を敵役に見立てたコラ画像を投稿した。 画像はピカソが、試合に敗れボロボロの同胞・ネリを抱きかかえ、モンスター・井上を復讐に燃える目で見上げるもの。ファンに大ウケするも「お前に井上はまだ早い」の意見も多い。 【フォト・動画】ピカソが井上尚弥を挑発の画像、鮮烈フックKOも ピカソはメキシコの”文武両道ファイター”として、甘いマスクでも人気のボクサー。メキシコの最高学府で科学や生物学を学び、将来は「人々の健康を守るテクノロジー会社を立ち上げたい」「ノーベル賞を得たい」とボクシング以外にも大きな野望を持つ。 戦い方もメキシカン特有のアグレッシブさよりも、テクニカルなスタイルで、戦績は29勝(16KO)1分。ボディ打ちを得意とする。前戦は8月、WBCの井上尚弥への挑戦者決定戦として、アザト・ホバニシャン(アルメニア)に判定勝利している。 そのピカソがSNSに投稿した画像は、3コマ漫画の形式で、映画『ロッキー4』と思わしき画像をコラージュしたもの。 1つ目のシーンは、ぼろ雑巾のようになったアポロならぬネリを、ロッキーならぬピカソが優しく抱きかかえる。 2つ目はピカソが復讐に燃える目で見つめる。 3つ目、その視線の先には…”最恐モンスター”ドラゴならぬ井上が氷の表情で見つめ返しているというものだ。 ピカソは画像に「日々強くなっているぞ」と、打倒”ネリの仇”に力をつけているとしている。 ネリとピカソは同国・同階級の人気ボクサー同士で、過去には対戦の機運もあり、お互い煽り合っていたことも。しかしネリは井上にKO負けし、フェザー級へ階級を上げていった。 ピカソは以前から井上との対戦を熱望し、度々インタビューやSNSでも井上をコール、挑発しているが、現在まで井上の口からは、ほぼその名前が出ることはない。 この投稿にも、面白がるファンと共に「お前はトップ10とも戦ったことがないだろ」「焦るなよ、もっとスキルを積め」「自分の命を大切にしろ」と井上と戦うには時期尚早、未熟だとの声も並んでいる。 井上は明日23日、次戦についての会見が予定されており、12月24日に首都圏でIBF&WBO同級1位サム・グッドマンとの対戦が濃厚と見られている。 WBA同級1位ムロジョン・アフマダリエフも井上に対戦を要求する中、WBC1位ピカソは念願の井上戦に辿り着くことが出来るか。