ヤクルト・高津監督 決勝打の並木を称賛 けがから復活「またうまくなって帰ってきた」
「巨人3-4ヤクルト」(3日、京セラドーム大阪) 高津ヤクルトが連敗を「5」でストップ。延長十回に並木が、巨人の守護神・大勢打ちで苦しむチームを救った。 【写真】岡本和真 左手への死球でヒヤリ 球場騒然、阿部監督もベンチ前へ一歩踏み出す 試合は3点リードのまま九回まで進んだが、2死から小沢がモンテスに3ランを被弾。試合が振り出しに戻った。 それでも延長十回だった。2死三塁で途中出場の並木が打席に入ると、2球目の直球を振り抜いた。試合前までで防御率が0点台だった難敵から中前にはじき返し、今季初安打&初打点を記録。決勝点をたたき出した。 試合後の高津監督は「あのまま9回終わってるのが理想だったかもしれないけれど、全ては簡単ではなく、何事もこういう経験をしてね、チームも人も強くなっていくんだろうなと思って見てました」と振り返った。 また決勝打を放った並木に関しては、「よく振り切ったというか、腹をくくってスイングを仕掛けたと思います」とコメント。今季は脱臼などで離脱するなど、ケガにも泣いた1年になっているが、「まだゲーム残ってるし、まだまだ彼の野球人生続いていくわけで、ケガはやっぱり本人にとって非常に大きかった事件というか、ことかもしれないですけども、こうしてまたうまくなって帰って来たんだと思うと、まだまだこれからだと思います」と話した。