「今すぐ就活へ動いて」…Fラン大学生が〈高学歴ばかりの難関企業〉から早期内定をもらう“意外な方法”【キャリアコンサルタントが助言】
「優秀層」「普通層」「うっかり層」…就活生の意識が三極化する就活戦線
就活は「キャリア形成」を学ぶ期間。コロナ後の就活早期化に対応するためにも、今すぐ就活へ動いてください。こう何度も強調するのは、それだけで他の「普通の就活生」と差別化できるからです。図表2のスケジュールで実際に動けるのは、ほんの一部だけです。意識の差から、現在の就活生は3極化しています。 ------------------------------------------------------ (1)大学3年生春、夏のインターンシップ前から早期に就活して複数社内定GETする「優秀層」 (2)大学3年生秋、冬のインターンシップ前から動き出して2、3社内定GETする「普通層」 (3)大学4年生春、就活解禁に合わせたら周りが内定GETしていて慌てる「うっかり層」 ------------------------------------------------------(1)を「優秀層」といっているのは、実際に難関大生が多いからです。ベンチャー企業や外資系企業等の早期選考を志す学生が多いため、つられて周囲の学生も意識して動きはじめるという「就活は団体戦である」を実際に行える環境にいます。その結果、情報量も豊富に揃えられるため自然と就活スケジュールが前倒しになります。 この「優秀層」にいわゆる「Fラン大生」がなれないわけではありません。難関大生と同じスケジュール、同じ速さで動くことで、同じ企業からの内定獲得も十分可能となります。なるべくこの(1)の「優秀層」スケジュールで動くのが就活の肝になります。 (2)の「普通層」については、普通なのでデータ通り2、3社から内定をGETできます。大学3年生夏から自己分析や1日インターンシップで試運転して、冬のインターンシップから本格的に動く層ですが、(1)の優秀層と競合する就活初期では苦戦します。徐々に挽回して内定を取得していきますが、どうしてもエントリー数が少なくなるため、もっと早く行動しておけば…と後悔しがちです。「優秀層」スケジュールで動きましょう。 問題なのは(3)の「うっかり層」です。就活で大苦戦する、「これさえやればES全敗! 面接も確実に落ちる!」必敗法の1つです。この時期には本選考も活発化しているため、ES対策や面接の事前準備を何もできないまま選考に追われてしまいます。エントリーすらできない企業が続出しますし、仮にできたとしてもお祈りメールをもらってしまう確率が飛躍的に上がります。 早めに就活を開始しないで準備期間なく選考に挑んでしまうと、落ちる確率も高いままです。就活期間中に内定を取るために必要な失敗経験が積めないまま、短期間にひたすら落ちまくる就活は精神を蝕みます。残りはブラック企業の求人しかなかった、という私の就活の再現となってしまいます。決してやってはいけない就活の必敗法、それが(3)の「うっかり層」スケジュールです。 いまだ事実上存在している学歴フィルターを突破して、生涯収入を最大化するためにも、「優秀層」スケジュールで動くこと。もし本稿を読んでいるのが大学3年生春以降でしたら、今すぐ就活を開始しましょう。