「ママ友を全切りしたいのよ!」晴れて自由の身……からの「月1ランチは継続ね」にガク然。今、働くママに起こっている子供を取り巻く深い闇
娘が小学校6年生になり、「あと1年の辛抱だ。これで切れる」と自分に言い聞かせてきた愛華さん。というのも……。 「娘が進学することに決まっていた中学では、『トラブルのもとなので、できるだけクラス単位での保護者LINEは作らないことをおすすめします』というお達しが学校とPTAからあるようだと聞き、『助かった!』と思いましたね。いま、実際に中学ではありません」 愛華さんは、娘さんが卒業すれば、毎年各学年の終わりにそうだったように、6年生のクラスの保護者LINEを終えられると思っていた。 「卒業式のあとに謝恩会があったので、その後に退会しようかとか、1人2人抜け始めたら、そのタイミングで抜けようかとか、いろいろ考えました」 ところが、卒業式のあとの謝恩会で、ママ友たちは子どものお祝いそっちのけでどうでもいいお喋りに興じ、さらにその後、会の幹事が涙を浮かべてこう言い始めたという。 「今年は最高のクラスだった。正直、ママたちもいい人ばっかりでめっちゃやりやすかった。中学行っても情報交換したりして仲良くしよう、という呪いの言葉を吐いたんです」 やりたい人だけでやればいいじゃん、というセリフが喉元まで出かかったが、そんな「暴言」を女の集団の中で放てる強者はいるだろうか、と愛華さん。 彼女は結局、卒業式の日はLINEを抜けることができなかった。 その後、なんとか「なるべく恨まれることなく」ママ友を全切りできないかどうか画策した愛華さんだったが、中学でもこのママ友たちと顔を合わせるシーンは十分にあるため、嫌われたり傷つけられたりすることへの恐怖心を拭うことはなかなかできずにいた。 そこへ新たに浮上したのが、娘が小学校卒業と同時にやめることに決まっていたバレエ教室の保護者LINE退会問題。 しかし、この困難な状況が、思いがけず愛華さんの「縁切り活動」を後押しすることになるのである。後編へ続く。 取材/文 中小林亜紀 PHOTO:Getty Images
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