県庁で「こども参観デー」 親の仕事に理解深める【山口】
県職員の子どもが親の職場を見学する「県庁こども参観デー」は9日、県庁であり、小学生以下の73人とその保護者45人が参加し、知事室や父母が働いている各課を訪れて、県や親の仕事への理解を深めた。 知事室では村岡嗣政知事が「みんなのお父さん、お母さんが毎日、働いている県庁をよく知ってほしい。そして感じたことや思ったことを家庭で話し合って」と歓迎。質問タイムで「今まで一番、大変だった仕事は」と聞かれ「コロナ禍での対応。みんなにも学校の休業やイベントの中止について協力してもらった」と応じた。 帯刀颯太君(良城1年)は、父の健吾さん(38)が働く都市計画課を見学。颯太君は健吾さんの上司や同僚と名刺を交換し、健吾さんの席に座ってパソコンに触れ、父親の仕事に想像を巡らせていた。「家とは違う真面目な姿を見ることができて良かった」と笑顔。健吾さんもわが子の様子に目を細めて見守っていた。 見学前には県PR本部長ちょるるが参加した県に関するクイズ、各部局から県の魅力をPRするコーナーもあった。 県は、職員が仕事と家庭を両立できる職場づくりを進めるために、2005年から同参観デーを開催している。